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2005年05月16日

[ Music ] 宗教音楽を歌う

わたしにとって,キリスト教の歌を歌うことは祈りにつながる.

そのため,何を祈るか...ひいては「歌詞」とそれを歌う姿勢や意義に重点が置かれる.

たとえば,Kyrie(キリエ:あわれみの賛歌)と呼ばれる歌は「主よ あわれみたまえ キリスト あわれみたまえ」という歌詞であるから,祈りの歌としてとらえるわけである.だから,異教徒や無神論者がこの歌を歌わなければならない状況になったとき,何を考えるのだろうか...と素朴に疑問を感じていた.

今日,たまたま合唱の集まりに参加する機会を得たので顔を出したのだが,Motet と呼ばれるキリスト教の宗教音楽をドイツ語で練習していたのである.場所はプロテスタントの教会の隣接した施設.集まったのは,キリスト教の信徒ではなく,「歌が好き」という人たちである.

主に呼びかけ祈り,最後に賛美をささげる歌をドイツ語で歌っている人の群れは,教会で歌う信徒の集団とは明らかに異なる.歌の意味をかみしめて歌っているとは思えなかった.

結局,彼らにとっては宗教音楽だろうと何だろうとそれは「芸術」としての歌であって,歌詞に意味を見出すことはない,ということは理解できた....それが理解できたのは,その集まりが終わった数時間後であったが.

私が感じたのは「この集団のなかで,私が歌うのは無理」ということである.「芸術」を優先させる前に,「祈り」を優先させる自分の姿勢は,明らかに集団の存在意義と異なるものであり,また(宗教)音楽に対する解釈が異なる以上,自分が不協和音になる可能性が高いからである.

投稿者 kanemiki : 2005年05月16日 02:15

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