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2005年07月12日

[ Music ] ミサ曲ロ短調 BWV232

Herreweghe の旧録音、新録音を聴き比べてみました。

マタイ受難曲でも感じたことですが、旧録音は「柔らかさ」新録音は「鋭さ」を感じます。若干ソリストが入れ替わっていること、時間が経って解釈が変わってきたことが、結果的にこのような違いをもたらしているのだと思います。

マタイ受難曲は圧倒的に旧録音が良いと思ったのですが、ミサ曲ロ短調は新録音に軍配かな?と思います(が、優劣つけがたいです)。あえて言うなら、新録音の鋭さが、祈りの心を際だたせている感じがするのです。宗教音楽は、何だかんだ言っても、そこに「神性」を感じられるかどうかがポイントだと思うのです。いくら歌唱力があっても、そこに「祈りの心」がなければ、その歌には何の価値もなくなってしまうからです。敬虔な気持ちで歌ったとしても、祈りの心が抜けているなら、それはただの「歌」であって、宗教曲ではないと思うのです。

旧・新録音とも宗教音楽としての価値を見いだすことはできます。あとはちょっとした技巧性が、好みの差を生みだしているのだと思います。なかなか楽しい聴き比べでした。

投稿者 kanemiki : 2005年07月12日 05:15

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