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2007年09月04日
[ Health ] 「食物アレルギー対策拡充」ネタ
イザ!に ちょうど記事があった こと,そこについていたコメントを見て思ったこと.
わたし自身は,20年以上前から,ナッツ系全般(落花生,アーモンドなど)はすべてダメでした.摂取したと知らなくても,必ず症状が出ました.というか,公共の乗り物で,自分の近くの人がスニッカーズや柿ピーを食べていると,息が苦しくなります(仕方なく,別の車輌へ移動したり,長距離列車などの場合,マスクをしたり,タオルなどで口や鼻をおさえることもあります).
しかし,こどもの頃に,それを親に話しても,まったく信じてもらえず,親からも「好き嫌い」と勘違いされ,無理矢理食べさせられて,苦しんできました.わたしが小さい頃は,穀物と違い,ナッツに関するアレルギーは,ほとんど知られていなかったせいでしょう.給食にも,普通に落花生が使われ,大変な思いをしたことがあります(給食とは別の話ですが,救急車騒ぎも起こしました).
落花生をはじめとする,ナッツアレルギーの存在を知ったのは,大学生のときでした.15年ほど前のことです.卒業研究で配属された研究室の助手から聞かされました.研究室で,ピーナッツを食べていた先輩に,おそるおそるやめてもらうように話したら,それを聞いていた助手が「○○さんは,アメリカで暮らした方が,食べ物については幸せかもね」と言って,ナッツアレルギーの説明をしてくださったのがきっかけでした.
この助手は,アメリカとカナダで研究生活を送ったことがあり,北米では,(1) ナッツのアレルギーの存在は有名であること,(2) 落花生などが含まれる食物には,そのことが明記されていること,(3) 万が一食べてしまうと,いわゆる「アナフィラキシー・ショック」を起こすので,可能な限り,周囲も気をつけてあげた方がよいことを,研究室のみんなに説明してくれたのです.
さらに,北米にいた頃,ナッツアレルギーを持つ研究仲間がいたので,症状の激しさ(苦しむ様子)はよく知っているよ,と.でも,日本では初めて聞いた,とも仰っていました.日本で,落花生の表示が義務化されたのは,それよりももう少し後になってからです.
間違いなく,以前から,ナッツアレルギーの人はいたのだと思います.ただ,その存在が知られていなかったり,好き嫌いと勘違いされたりしただけなのです.そう,花粉症だって同じです.わたしは,小さいときから,春先になると花粉症の症状に苦しんでいました.しかし,当時は,そんな病名はなかったのです.だから,知られていなかったのです.
つまり「昔はそんなものはなかった」ではなく,そうした「認識がなかった」だけで,症状そのものは前からあったのです.「食物アレルギー」という名前が付いて,症状が知られるようになって,どれだけ気分がラクになったか! 以前は,理由を説明した上で,お店で「ナッツは入っていないのはどれですか?」と聞いても,怒鳴られることは結構あったのですから.
イザ!にも書かれていますが,無理解がどれほど人を傷つけるか.これは,アレルギーに限ったことではありません.人とは悲しいもので,自分の身に起こらないこと,関係ないことは,理解しづらいものです.食品関係のお仕事(特に,外食系の接客と調理)に従事されている方には,基本的な知識として,食物アレルギーの怖さを知っていてほしいと思っています.
投稿者 kanemiki : 2007年09月04日 20:46
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